なぜ「日本人」の定義が気になるか

ようするに、わたしを日本人の中に入れないでほしい、ってことです。帰ってきたら、だいぶ編集されていたので、とりあえず、現在の状態をメモ。

「日本」に属する人。

だが、その「日本」をどう取るかで意味は極めてあいまい。

a 日本社会の一員。

b 日本国籍の所有者。

c 日本列島の伝統的な主流の文化的アイデンティティを持つ人々。

いわゆる日本民族に属する人。

d 人種的な日本人(人種的な定義をすることそのものに議論がある)

これらの範囲はそれぞれ実際には全くといっていいほど重なり合わないが、不用意に同一視されることも多く、それによって社会問題が生じることも多い。

ネイション?、国民国家?、ナショナリズムを参照のこと。

ということで、わたしの考えで編集してみた。わたしの望みとしては、自分の解釈が受け入れられるということよりも、多くの人がこのキーワードを通じて「日本人」とはなにかを考えてくれること。それはつまり、日本にいる日本人以外の人々を考えることにもつながる。
でも、伝統とか言っちゃうのは、ちょっとどうかと思う。そもそも明治以前に、「日本人」というアイデンティティを持った人なんて、ほとんどいなかったわけだし。いや、100年以上もあれば、十分ですかね。