やせ我慢と勧善懲悪

ドラマで深刻なものはどうもしっくり来ない。最近の「パンチ」は、毎回チュ・ジンモの涙目の演技で、女性の同情を誘っているようだが、確かにジンモ氏はとてもかっこいいが、このハンセというキャラクターはいただけない。だって、自業自得じゃん。人間の弱さをむきだしにするタイプはあまり好きじゃないのかも。やせ我慢や強がりのほうが見ていて感情移入しやすい。
それに比べて、「大長今」と「朗朗18歳」は毎回とても楽しい。主人公があまり深刻に悩むシーンはなく、悪役がいろいろ画策して試練が訪れるが、知恵と根性と周りの愛情で乗り切る、というのがお決まりのパターン。水戸黄門が好きなお年寄りを笑えないぞ。勧善懲悪万歳。