説教臭い−『地球の記憶−帰郷を待つ星』

地球の記憶―帰郷を待つ星 (ハヤカワ文庫SF)

地球の記憶―帰郷を待つ星 (ハヤカワ文庫SF)

ブックオフでたまたま見かけたので購入したもの。絶版になっているようだ。
異世界もの、といっていいのかどうか。遠い未来、絶滅に瀕した地球人が入植した別の惑星が舞台になっているが、内容的には、モルモン教聖典の翻案だそうだ。どうも、説教臭いのはそのせいかな。主人公が14歳の少年で、ビルドゥングスロマンとしての性格が強い。
シリーズものなのだが、次作の『地球の呼び声』までしか訳されていないようだ。しかも、これも絶版。つい、Amazonマーケットプレイスで注文してしまったが、おっかけてまで読むものかどうか、ちょっと疑問。