こんなものまで−『ドクター・ポン』

ドクターマリオ&パネルでポン」の略です。(嘘)
こんな作品まで日本で DVD 化されるとは、韓流というのは、実にありがたいものだ。
ハン・ソッキュキム・ヘスの共演なので、見てみたいと思っていたのだ。内容はなんてこたないラブコメなのだが、お約束どおり、きちんと作ってあって、楽しめる。
『ナンバースリー』や『スカーレットレター』でもそうだったのだが、ハン・ソッキュのセックスシーンというと、なぜかお尻がしっかり写っている。モテモテ男の役が多い割には、若いころから、ほんとにふつーの肉体なのである。この映画の中でも、サウナで立派な筋肉の男性といっしょに座り、自分の平凡な肉体を意識する、というシーンがある。
楽しそうに子供と遊ぶシーンがたくさんあって、彼のかわいげが前面に出てるので、身勝手なモテ男ぶりも、あまり嫌味にならない。
キム・ヘスは実に色っぽいのだが、女性から見てもいやらしい感じがまったくなく、子供をかわいがるシーンもうそっぽくない。このへんが彼女の魅力なんだろうなぁ。
ハン・ソッキュの友人役でユ・オソンが出ているが、ふつうにいい人の役で、あまり見せ場がないようなのだが、子供たちと真剣にピーターパンごっこをしているシーンで笑わせてくれる。
子役もうまい。しかし、韓国映画で学芸会レベルの子役って見たことないな。