これでもかの快感−『キングコング』

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MOVIX 宇都宮にて。小学生の息子と「カップル」券。金曜日は1,000円なのだ。
子供づれなので、日本語吹替で見たのだが、違和感を感じたのは最初の数分だけで、すぐに物語に入り込むことができた。
「髑髏島」で、もうこれでもかっっと、あーんなものやこーんなものに襲われるシーンがテンポがよくて楽しめた。ナオミ・ワッツは、スクリーミング・ヒロインにしちゃ、年がいきすぎなんじゃないかい? と最初思ったが、ただきゃーきゃーと叫ぶだけではなく、すばらしい身体能力で、走りっぷりが実によかった。
実はこの映画は、ジャック・ブラックが見たくて出かけたようなものだが、彼の濃さが役にあっていて、クローズアップが多用される演出も、プラスになっていたと思う。ほかにもなかなか曲者の多い配役だったが、『リトル・ダンサー』のジェイミー・ベルには、見たことある顔だなぁ、と思いつつ、最後まで気づかなかった。こんなに大きくなったのね。
島の住民を「凶暴な土人」として描いていることも含めて、1930年代アメリカの雰囲気はよく出ていたと思う。ヒロインの勇気だけが現代的。
子供のころ、ジェシカ・ラングのも見ているのだが、こちらのほうは内容はさっぱり忘れてしまった。