『...ing』

本日2本目。きょうは映画三昧だな。邦題は『アメノナカノ青空』。去年の暮れか、宇都宮でも上映していたのだが、迷っているうちに見逃してしまった。まあ、でも家で見たほうがよかったかもしれない。映画館で泣いちゃうと恥ずかしいし。
SBS のストリーミングサービスで見る。MBC も同様のサービスがあるのだが、こちらは TV 番組、音楽、映画すべて別料金。ところが SBS は、「自由利用権」という権利を1ヶ月単位で買うと、テレビの VOD だけじゃなく、音楽、映画のストリーミングも見放題である。お得。
わかりきったストーリーではあるが、イ・ミスク、キム・レウォン、イム・スジョン、それぞれのキャラクターが役にしっかりとはまっていて、佳作である。
ちなみに、一番泣けたのは、登場人物たちが涙を流すシーンではなく、母親のことを名前で呼んでいることをいぶかしんだキム・レウォンに、イム・スジョンが経緯を説明するシーン。母親を友達のように名前で呼ぶ、というのは、韓国では日本以上に抵抗のある行動だと思う。入退院を繰り返し、学校にも行けず、友達がいないと毎日のように嘆く娘に、母がある日、人形を持って「コンニチハ、ワタシノ名前ハ"ミスギ"(母の名)ッテイウンダケド、トモダチニナロウヨ」と言ったのがきっかけで、そうなった、というのである。それが、娘の口から語られる。その奥にある母の心情を思うとねぇ。
まだ上映しているところもあるようだが、劇場で見て損のない作品だと思う。