巫女萌え−『シャドウテイカー 3』
- 作者: 三上延,純珪一
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/01
- メディア: 文庫
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ライトノベルだからこれはしかたないのだが、敵が人間の心の弱さにつけこもうとしても、主人公が高校生くらいじゃ、けっこうご清潔で通しちゃうこともできるので、話が単純になりがちなんだな。もうちょっと大人が主人公だと、別の展開になってくるんだろうけど。長い年月、ひとつのことに執着してきた人間ほど、つけいられる隙もあるわけで。その執着の対象が愛とか夢だとしても。
神社が舞台になっているので、そんなに不自然ではないのだが、わざわざヒロインをバイト巫女にしているのは、地味だ地味だといわれる作風にちょっとは花を添えるか、と読者の巫女萌えを狙っているんだろうか。