大人たちのマヌケぶり−『爬虫類の部屋にきた』

姉弟妹には、「きょうだい」とルビがふってあったので、納得。
大人たちのマヌケぶりがあまりにご都合主義でしらける。もともとリアリティを指向したような話ではないのだが、それならなおのこと、人物の動きや心理があほらしすぎては、逆に荒唐無稽な部分や、ちょっとしたくすぐりが生きてこない。せっかく「モンティおじさん」というステキなキャラクターが出てきたのに、すぐ消えてしまうし。
挿絵はとてもいいんだけど。