若き日の繊細な魅力にあふれたデップ−『妹の恋人』

チャーリーとチョコレート工場』のジョニー・デップがあまりに気持ち悪かったので(でも役作りはすごくよかった)、口直しに若き日の繊細な魅力にあふれたデップ様を鑑賞。
お兄ちゃん役のエイダン・クインが、実にいい男で思わぬ拾い物。印象的なブルーの瞳がいかにもアイリッシュ。この映画、ジュリアン・ムーアも出てたんだ。
妹役のメアリ・スチュアート・マスターソンは、どうもこの髪型とこの性格だと、柳美里を連想してしまう。不吉な長い顔。
映画としてのできは、退屈はしないけど、それほど感動作でもないし、といった小品。ジョニー・デップ演じるサムのキャラクターが現実離れしているので、なんとなしにおとぎ話めいた印象が残る。