おじさんより若い娘−『グリフィンの年』

グリフィンの年 (創元推理文庫)

グリフィンの年 (創元推理文庫)

このシリーズ(といっても、2冊だけだが)が、D.W.ジョーンズの中で、いちばんお気に入りかなぁ。まだ全部読んではいないけど。
前作は、主人公が家族もちのおじさんで、そこから出るいろいろな苦悩がけっこう身につまされたのだが、今度はその娘で、大学1年の女の子が主人公。舞台はキャンパス。恋と友情である。あまり陰惨な場面もないし、このほうが、さらに好みでした。