「親切なクムジャさん」ノヴェライズ

映画では、復讐の過程を映像で見せたので、後半とくにえぐい画面の連続となったのだが、このノヴェライズでは、復讐というよりも贖罪に力点を置いたので、より読みやすいというか、理解しやすい作りとなっている。しかし因果応報であまりに割り切ってしまうと、2時間ドラマになっちゃうよな。
チャングム」でも、イ・ヨンエの子供時代の役の子は、容貌的には似ても似つかない子役を使っていたわけだが、この映画でも、イ・ヨンエの娘役を演じた子は、どこにでもいそうな平凡な容姿である。この子って、『プラハの恋人』でも、海外に養子に出された韓国人の子という役で出てたけど、すごい子役がやまほどいる韓国でも、英語が堪能な子っていうのは、そんなにいないのかねぇ。小説では小生意気な美少女として登場するのだが、やっぱりそのほうが違和感がない。