2005-12-24 なんとも切ない−『記憶が消えていく』 本 記憶が消えていく―アルツハイマー病患者が自ら語る作者: 一関開治出版社/メーカー: 二見書房発売日: 2005/09/15メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (5件) を見るアルツハイマーにかかってしまっても、別にそれで人生終わりじゃないし、結局、病を得る前の生き方が病気後の生き方も規定していくのだ、といってしまうと、ごく当たり前なんだが。 ある人が一時的に記憶を失ったときの、途方にくれた目が忘れられない。幸い、それは一過性のもので、すぐに回復したのだが。この病気になると、ふつうのオトナが人前では決して見せない顔が表に出てくる。そこが切ない。切なくても生きていくのか、生きていくのが切ないことなのか、よくわからないけど。