『フレンズ後編』

フレンズ ― メモリアル・ボックス [DVD]

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前編を見たのがずいぶん前なので、いいかげん内容も忘れてしまった。あまりにもテンポが遅くて退屈。深田恭子の演技力で長時間持たせるのはムリかもしれない。

『夜明けのフロスト』

夜明けのフロスト (光文社文庫)

夜明けのフロスト (光文社文庫)

フロスト警部シリーズ最新作、と言いたいが、ミステリの短編集である。さらっと読めるが、どれも楽しめる。

『...ing』

本日2本目。きょうは映画三昧だな。邦題は『アメノナカノ青空』。去年の暮れか、宇都宮でも上映していたのだが、迷っているうちに見逃してしまった。まあ、でも家で見たほうがよかったかもしれない。映画館で泣いちゃうと恥ずかしいし。
SBS のストリーミングサービスで見る。MBC も同様のサービスがあるのだが、こちらは TV 番組、音楽、映画すべて別料金。ところが SBS は、「自由利用権」という権利を1ヶ月単位で買うと、テレビの VOD だけじゃなく、音楽、映画のストリーミングも見放題である。お得。
わかりきったストーリーではあるが、イ・ミスク、キム・レウォン、イム・スジョン、それぞれのキャラクターが役にしっかりとはまっていて、佳作である。
ちなみに、一番泣けたのは、登場人物たちが涙を流すシーンではなく、母親のことを名前で呼んでいることをいぶかしんだキム・レウォンに、イム・スジョンが経緯を説明するシーン。母親を友達のように名前で呼ぶ、というのは、韓国では日本以上に抵抗のある行動だと思う。入退院を繰り返し、学校にも行けず、友達がいないと毎日のように嘆く娘に、母がある日、人形を持って「コンニチハ、ワタシノ名前ハ"ミスギ"(母の名)ッテイウンダケド、トモダチニナロウヨ」と言ったのがきっかけで、そうなった、というのである。それが、娘の口から語られる。その奥にある母の心情を思うとねぇ。
まだ上映しているところもあるようだが、劇場で見て損のない作品だと思う。

『バレエ教習所』

『バレエ教習所』
イ・ジュンギ関連をちょっと調べていたら、買ったまま見てなかった VCD に彼が出演していることに気づいて見てみた。『マイ・ガール』と同じ顔なのだが、オーラがぜんぜん違うのでびっくり。『王の男』早くみてみたいなー。
この映画は、日本で名前の知られている人がぜんぜん出ていないので、日本国内では DVD も出ないだろうと思い、VCD を買ったのだが、『王の男』が公開されれば、日本でもイ・ジュンギが注目されるのは間違いないから、これもたぶん発売されるでしょう。この映画自体、『僕らのバレエ教室』の邦題で、シネマート六本木で公開予定。

上品過ぎるかも−『ボイス』

ボイス [DVD]

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まあ、先に本を読んでいて、ネタはわかっているので、怖くないのはしょうがないのかもしれないが、グロテスクな描写がほとんどないのも、怖くない理由かなぁ。
この作品は、幽霊の怖さと、人間の怖さと両方が出てくるが、どっちも中途半端。
ふだんは取り澄ました美しい女性が、いざとなると髪を振り乱して悪鬼のごとき形相になるってことはなく、殺人やその後始末のときも、取り澄ましたまま、たんたんとしている。きれいな女子高生は、殺されて壁に塗りこめられても、髪の毛が伸びるだけで、顔はきれいなまんま。子供がすごい美少女で、天使のような顔で、柄の悪い高校生のような言葉遣いをすればともかく、演技はうまいけど、顔立ちはごくふつうの女の子なので、ただのこまっしゃくれたガキにしか見えないし。
あんまりえげつないと、かえってギャグになってしまうし、上品過ぎてもおもしろくない。バランスがむずかしいところだな。