日本ではチョン・ジヒョンの映画−『4人の食卓』

4人の食卓 [DVD]
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主役はどう見てもパク・シニャンだというのに、日本では、その知名度から、すっかりチョン・ジヒョンの映画ということになっちゃってるらしい。
パク・シニャンは、財閥御曹司より、こういう普通の人の役のほうが似合ってると思うんだけどなぁ。強引でかっこいい『パリの恋人』の演技は、あくまでも入門編ということで。心の弱さをもてあまし、右往左往する姿に、説得力がある。
チョン・ジヒョンのほうも、美しい黒髪をまとめ、地味なメイクと衣装で、人妻の役にがんばっている。だが、どうも「がんばっている」と見えちゃうのは、あまりに花のありすぎる外見のせいか。
スタイリッシュな映像は一見の価値あり。だが、脚本はあれもこれもと手を広げすぎて、若干消化不良気味。