学生服とキャスティング−『シネマ坊主 2』

シネマ坊主2作者: 松本人志出版社/メーカー: 日経BP出版センター発売日: 2005/06/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (43件) を見るいや、一部分だけ読んで、批判するのがまずいのはわかってます。資料として購入したり図書館で…

民話の系譜−『シャドウテイカー 5』

堂々の完結編。うまく落としたなーとは思ったが、肝心のキーワードが英語ってどうよ? 名前を当てることによって魔物に打ち勝つ、という民話の系譜に連なる話である。だが、名前とは、魔物を縛るまじないであるだけでなく、人間の心の扉を開けるキーワードに…

ひさびさのキング−『いかしたバンドのいる街で』

いかしたバンドのいる街で―ナイトメアズ&ドリームスケープス〈1〉作者: スティーヴンキング,Stephen King,永井淳出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る読了。短編集とはいえ、これだけの量を数日で読…

弱点を付与する−『犬夜叉 40』

犬夜叉 (40) (少年サンデーコミックス)作者: 高橋留美子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/05/18メディア: コミックこの商品を含むブログ (20件) を見る犬夜叉もとうとう40巻である。 主人公が敵を倒しつつ、アイテムを集めてほんとうの目的を遂げる、と…

4月に読んだ本

まともな感想書けるかどうかわからんが、とりあえず列記だけ。夏草の記憶 (文春文庫)作者: トマス・H.クック,Thomas H. Cook,芹澤恵出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (24件) を見る例の…

こういうの弱い−『おかあさまのためのコーチング』

おかあさまのためのコーチング作者: あべまさい出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2005/01/31メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (11件) を見るタイトルがちょっとねぇ。子供との関わり…

妖怪のうわまえはねる−『犬夜叉 39』

犬夜叉 (39) (少年サンデーコミックス)作者: 高橋留美子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/02/18メディア: コミック クリック: 1回この商品を含むブログ (19件) を見る七宝の活躍する話は好きなんだが、この調子でやっていると、いつまでたっても話が進ま…

『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』

経済成長がなければ私たちは (平凡社ライブラリー)作者: C.ダグラスラミス,C.Douglas Lummis出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2004/09/08メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 81回この商品を含むブログ (27件) を見る正直そんなに知ってることばかりでもなかっ…

使い古されたものばかり−『西の善き魔女 2』

西の善き魔女〈2〉秘密の花園 (中公文庫)作者: 荻原規子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/12/01メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (52件) を見るごきげんよう、と言いたくなるが、そんなセリフはどこにもない。 俗世間から隔絶し…

好ましい被害者−『夕凪の街桜の国』

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)作者: こうの史代出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2004/10/12メディア: コミック購入: 60人 クリック: 1,350回この商品を含むブログ (1129件) を見る実は読んでから1ヶ月くらいたつのだが、感想を書こう書こうと思っ…

ひさしぶりのわくわく感−『西の善き魔女 1』

西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)作者: 荻原規子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/10/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 35回この商品を含むブログ (106件) を見る以前から評判は聞いていたのだが、文庫になっているのを書店…

得がたい人材−『ジェンダーフリー・性教育バッシング』

ジェンダーフリー・性教育バッシング―ここが知りたい50のQ&A作者: 浅井春夫,橋本紀子,北村邦夫,村瀬幸浩出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2003/12/01メディア: 単行本 クリック: 48回この商品を含むブログ (9件) を見るジェンダーフリーを攻撃するサイトを…

巫女萌え−『シャドウテイカー 3』

シャドウテイカー〈3〉フェイクアウト (電撃文庫)作者: 三上延,純珪一出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2005/01メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (22件) を見るみちるちゃん、いい子だなぁ。高校生の女の子の心理を事細かに描写し…

見る前に読んではいけない−『姉妹−Two Sisters』

姉妹―Two Sisters (角川ホラー文庫)作者: 吉村達也出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (12件) を見るタイトルは、映画『箪笥』と別のものになっているし、独立した作品として、十分に成り…

この倍くらい−『チャングム3』

チャングム〈3〉医女篇 (ハヤカワ文庫NV)作者: キムサンホン,米津篤八出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/01/01メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る大団円。チャングムは医女として最高の地位に達し、結婚もし、子供も設ける…

元ネタはわかるけど−『ケロロ軍曹』

ケロロ軍曹 RED〈ハイパーマニアックス編〉 (Asuka comics ace)作者: 吉崎観音出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/03/30メディア: コミック クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見る以前に、うちの高校生所有の「ケロロ軍曹」の1巻を読みかけて…

説教臭い−『地球の記憶−帰郷を待つ星』

地球の記憶―帰郷を待つ星 (ハヤカワ文庫SF)作者: オースン・スコットカード,Orson Scott Card,友枝康子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1994/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見るブックオフでたまたま見かけたので購入したもの。絶版になっ…

『オールド・ボーイ』原作コミック

オールド・ボーイ 1 (アクションコミックス 5Coinsアクションオリジナル) オールド・ボーイ 2 (アクションコミックス 5Coinsアクションオリジナル) オールド・ボーイ 3 (アクションコミックス 5Coinsアクションオリジナル) オールド・ボーイ 4―ルーズ戦記 (…

顔見世興行−『痕跡』

そういえば、昨年も正月休みに検屍官シリーズを読んでたな。陰惨な物語で楽しい年末年始。 今に始まったことではないし、身から出た錆、としかいいようがないのだが、マリーノがなんともかわいそうなことになっている。別にもてないわけでもないのだから、ス…

『密愛―私の生涯でたった一日だけの特別な日』

密愛―私の生涯でたった一日だけの特別な日 (竹書房文庫) 長いタイトルだが、後半部分が原題で、『密愛』というのは、『シュリ』のキム・ユンジン主演で映画化されたときのタイトル。両方くっつけて邦題としたわけだ。 夫に浮気された妻が、その衝撃から立ち…

大蟻食様

佐藤亜紀を評価している人を見るとうれしい。 安全圏にいるから好きなように撃っていいと思っているレヴューアーが、あまりにも多すぎる。彼らもまた、レヴューの読み手にいいように撃たれているのだが、あまりにも鈍感なので気が付かないらしい。萎縮しろと…

ジョン・グリシャム『依頼人』読了

なるほど、娯楽映画の原作、という感じ。これは別に映画化されてるわけじゃないけど。*1こういう話は、へたに内面など掘り下げないほうがおもしろくなるのかも。 *1:1994 年に映画化されてます。すみません。

宮部みゆき『クロスファイア』

実家にむかう新幹線の中と、寝る前の1時間ほどで、上下巻を読了。

買った本

宮部みゆき『クロスファイア』上 ISBN4334733700 下 ISBN4334733719 ジョン・グリシャム『依頼人』 ISBN4094054014 いくら文庫でも、3冊も持っていったら、重いかな。

旅行に持っていく本

この週末は、ひとりで長距離移動なので、当然本が必要。今、手持ちの文庫本は、『星の巡礼』1冊だけなんだけど、これがやっぱりたいくつで、読み進もうという気があまりおきなくて、ずっと持って歩いてるだけ。神秘体験とか、そういうのを感じる人もいるのか…

買った本

『星の巡礼』パウロ・コエーリョ isbn4042750028 持ち歩き用の文庫本が切れたので、仕事の途中に立ち寄った栃木市の本屋で。文庫の棚をなにげなく見ていたら、ぱっと目についたんだけど、スピリチュアルがどうのとか書いてあるので、あまり好きじゃないかな…

もうちょっとましな感想

『ダーク・バイオレッツ 3』感想の続き。 最初のを読んだときも映画みたいな話だなぁ、と思ったのだが、今回もやはりそういう印象。図書館の司書とか、尾沼三世とか、スポーツショップの店員とかの視点から見た、ちょっとした幕間劇のようなシーンが挿入さ…

細かいところをつつく

『ダーク・バイオレッツ 3』読了。小説そのものについての感想はおいおい書くとして*1とりあえず、どうでもいい細かいツッコミ。 この小説に出てくる女の子って、みんなスカートはいてるのねぇ。制服はともかく、夏ならば、Tシャツとショートパンツとかがふ…

小躍りする

土日と探していたのだが、宇都宮の本屋ではなかなか見当たらなかった『ダーク・バイオレッツ3』。(ISBN:484022319X)きょう、やっとゲットすることができた。いや、Amazon で注文すれば早いのはわかってるんだが、なにせ文庫なのでこれ1冊だけでは送料無料…

『ハンニバル』ネタばれ感想

猫が鼠を取るからと言って、どう責めてみようがあるね、と司祭は言った。というのは、佐藤亜紀の「エステルハージ・ケラー」*1からの引用である。ハンニバル・レクターについては、まさにこの言葉がふさわしい。この小説の中では、レクターはすべての能力を…